Wi-Fiが繋がらない原因は?
対処方法を紹介

Wi-Fiが「突然繋がらなくなった」「遅くなった」場合の原因はさまざまです。お仕事やゲームなどしているときにはすぐに復旧したいと感じますが、復旧できる場合とそうでない場合もあります。
どこが悪いのか?なぜ繋がらないのか?確認するべきポイントは?原因や確認すべき箇所をご説明していきます。

Wi-Fiの繋がらない原因は?

まずはWi-Fiにつながらなくなった場合に原因になりそうな箇所をご紹介します。ひとつひとつ確認して原因をみつけていきましょう。

1.Wi-Fiルーター

インターネットが「繋がらなくなった」「遅くなった」ときに、まず、疑ってみるのは「Wi-Fiルーター」でしょうか?

確認すべき項目としては、

  • アダプターが抜けていないか?
  • 電源ランプがついているか?
  • ルーターの再起動で変わるか?
  • 接続端末が機内モードなどになっていないか?

などを確認してみましょう

2.LANケーブル

2つめの確認ポイントとしては、Wi-Fiルーターとそれに繋がっている機器との間の「LANケーブル」です。
LANケーブルにはさまざまな種類がありますが、まずは「ちゃんと接続されているか?」を確認し、「断線」「劣化」による通信障害を確認しましょう。他のLANケーブルに変えることでLANケーブルの不良は確認できます。
「Wi-Fiルーター」や「パソコン」には、接続ができている場合にはランプが点灯するものもありますので、確認しましょう。

3.プロバイダ(通信回線)

次の確認ポイントとしては、「プロバイダ」の通信状況です。障害情報や料金の支払いなどを確認して、サービスが提供されていることを確認してみましょう。

4.スマートフォン・パソコンなどの通信端末

これまでの確認ポイントが問題ない場合は、パソコンやスマートフォンなどWi-Fiに接続している機器の確認をしてみましょう。
パソコンで接続できない場合、スマートフォンやゲーム機などその他の端末で接続できれば、繋がらなくなった端末の問題が高くなります。Wi-Fiルーターに問題があれば、LANケーブルを直接接続して確認することもできます。

Wi-Fiが繋がらない時の対処法

1.Wi-Fiルーターの電源が抜けていないか確認

まずは、電源アダプターがコンセントやWi-Fiルーターから抜けていないことを確認してください。Wi-Fiルーターの電源ランプが点灯していなかったり、異常がないことを確認してください。
また、同時に通信業者やプロバイダから提供されている「モデム」などの通信機器もランプが点灯しているか確認してみることが大切です。

2.Wi-Fiルーターの再起動

Wi-Fiルーターを長時間つかっている場合、アクセスログやキャッシュが溜まることで、処理能力が著しく落ちることがあります。この場合、Wi-Fiルーターを再起動することで、リセットされ不具合が解消される場合があります。また、再起動する場合は電源アダプターを抜いて、20〜30秒程度してから再度接続することで、正しく再起動できます。
Wi-Fiルーターは常時ONになっている場合が多いですが、たまに再起動してみることで、キャッシュのクリアや接続機器のリセットができるますので、回線が遅く感じた場合には有効な方法です。また、管理画面にログインできる場合は適切にグローバルIPアドレスが取得できているか確認することで、Wi-Fiルーターの問題を確認できます。

ただし、IPアドレスを固定の設定がされていない場合は、新たに割り振られますので、LAN内での接続不良が起こる場合がありますので、お気をつけください。

3.Wi-Fiルーターの再設定

再起動しても改善しない場合のもうひとつの手段として、Wi-Fiルーターの「再設定」という方法もあります。「工場出荷時の設定」などの初期設定に戻すことで、不要なルーティングや接続機器などがリセットされ解消される場合もあります。ただし、LAN内の多くの機器に影響しますので、必ずバックアップや設定をメモして作業してください。また、タイミングによってはお仕事や作業に影響がでますので、十分注意してから行ってください。

4. スマートフォン・パソコンの通信端末の再起動

電源ランプが正常に点灯している場合でも機器が故障していることもあります。再起動や再設定してみても改善しない場合は、Wi-Fiルーターを交換してみましょう。

5.Wi-Fiルーターを交換する

電源ランプが正常に点灯している場合でも機器が故障していることもあります。再起動や再設定してみても改善しない、LANケーブルやどの端末も繋がらない状況であれば、Wi-Fiルーター自体を交換してみましょう。

Wi-Fiを繋がりやすくする方法

1.通信機器から距離を近くする

繋がりやすくするためには、Wi-Fiルーターの間に壁や床などの障害物、電波を発生する障害物がないことがいちばんです。
「繋がりにくい」場合は、接続機器との距離を近くして改善するかを確認しましょう。改善した場合は、電波が届いていないもしくは障害物に邪魔されているなどが考えられます。「アクセスポイント」などを追加するなどして強い電波を受信できる環境を整えましょう。
Wi-Fiを最大限に届く環境を作るには、屋内の中心の高い位置で電波を発する面を下に向けて設置すると良いとされています。設置の場所や方向なども検討すると良いと思います。

2.周波数帯を変更する

Wi-Fiルーターには周波数帯を選択できるものがあります。日本国内では、6GHz帯/2.4GHz帯/5GHz帯のいずれかになりますが、それぞれ特徴があります。

周波数帯特徴
高周波帯(6GHz・5GHz)・他の無線との干渉を受けにくく、高速通信が可能
・壁や天井などの障害物に弱い
・通信距離が長くなると2.4Ghz帯と比較して電波が弱くなりやすい
低周波帯(2.4GHz)・電波が遠くまで届く
・同じ周波数帯の機器(Wi-Fiルーター、電子レンジ、Bluetooth、電話機など)が多く存在するため、電波干渉しやすく、通信が不安定になりやすい

切り替えできるWi-Fiルーターであれば接続先を変えて使用してみることも「繋がりやすくする」方法です。

3.Wi-Fiルーターを最新のモデルに交換する

インターネットは日々進化しており、Wi-Fiルーターや通信規格もそのひとつです。数年前に購入した機器でも、新しい機能が追加されたものや、より遠くまで繋がりやすくなっているものもあります。
また、「家庭用Wi-Fiルーター」よりも「業務用Wi-Fiルーター」のほうが高出力で、オフィスやホテルなどで設置している場合には同時に接続する端末数や通信量に差があります。
より最新の「業務用Wi-Fiルーター」にすることが「繋がりやすくする」方法かもしれません。

おすすめのWi-Fiルーター・AP(アクセスポイント)

IEEE 802.11ac Wave 2 準拠
安定した通信のための機能を強化、トライバンド対応 無線LANアクセスポイント

YAMAHA WLX313

シンプルな無線LAN管理を実現するWi-Fi 6対応エントリーモデル

YAMAHA WLX222

最後に

いかがでしたでしょうか?解決しましたか?
「繋がらなくなったり」「遅くなった」の原因はさまざまです。ひとつひとつ原因を探りながら解決してみましょう。
ただし、設定や機器の購入などにはプロの専門知識が必要です。特に新しい「Wi-Fiルーター」をお探しの場合には、現在の環境をみて判断してもらうのがいちばんです。

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